映画『プシュパ 覚醒』/あらすじ評価レビューと感想
評価:星3つ ★★★ 2026年 株主優待鑑賞4本目
利用した株主優待:東京テアトル
あらすじ
高級木材の密輸で成り上がった男の激動の人生や、その過程で巻き起こる争いを描いて大ヒットを記録したインド映画。
南インドにのみ自生する高級木材・紅木(こうき)の密輸組織で働く青年プシュパは、妾の子であるために姓を名乗ることを許されず、異母兄弟から虐げられながら貧しい生活をしていた。
将来は必ず大成してみせると心に誓うプシュパは、密輸を取り締まる警察の目を欺き、数億ルピーにも及ぶ紅木を運ぶことに成功。
組織を率いるレッディ3兄弟から高く評価され、長男コンダ・レッディの側近に取り立てられる。
富を手に入れたプシュパは好意を寄せていた女性スリヴァッリとの結婚を決意するが、それを良く思わない異母兄弟に妨害され、自身の出生を婚約者家族に暴露されてしまう。
監督は「ランガスタラム」のスクマール、主演は「ヴァイクンタプラムにて」のアッリ・アルジュン。2023年10月に特集上映「熱風!!南インド映画の世界」の作品ラインナップの1本として劇場公開。2026年1月には、続編「プシュパ 君臨」が劇場公開されることから、本作も単独で1週間限定リバイバル公開。
感想
最新作の「プシュパ 君臨」を観ようと思ったら、なんと・・なんと・・特別興行で株主優待は対象外で観られない、、、しかたなく旧作品の『プシュパ 覚醒』を観ることにした。
紅木と呼ばれる高級な材木の密輸で成り上がるサクセスストーリー系で、アクション一辺倒にならずにドラマ性も高い。
以前に観た『WAR2』や、『RRR』のようなワクワク感はやや低いので、その分だけ★の数もマイナスになったけど、実際は★4に近い。
アクションはスローを使いまくりで、他のアクション映画とは見せ方がちょっと違うし、舎弟との関係はコミカルに作られていて、全体的にアクション、ドラマ、コミカル、ラブとバランスは良い。
そしてプシュパは主人公の名前で、サンスクリット語で「花」を意味するが、本人に言わせると燃え盛る「炎」だと何回も主張していた。
確かに、彼の生き様は手に負えないくらい熱い。
プシュパの成り上がり劇は密輸組織の最末端から始まり、機転と度胸を駆使しながら、生馬の目を抜くような社会を瞬く間に駆け昇っていく。正義を体現する者など誰一人登場しない本作において、この男の「誰にも媚びない」「1ミリも妥協しない」という揺るぎない哲学は極めて痛快だった。
彼らが密輸品として取り扱う「紅木(こうき)」と呼ばれる高級木材は、初めて知ったのだけど、ドラッグや金塊を扱った犯罪映画はこれまでたくさん観てきたが、南インドの山奥に群生するという希少価値の高い木にスポットを当てるなんて、この映画そのものが実に希少。
何しろ伐採するにも運搬するにも多くの労力を必要とし、いざ警察のガサ入れが入れば、これほど大量の”ブツ”をどう隠すかという判断も重要となっていく。
最初は手斧を抱えて木を切る労働者だったプシュパは、いつしか見事な統率力で皆を束ね、手にした金で目立つ車を買い、持ち前の交渉力で組織収入のパーセンテージを得るまでになり、いつしかどんな有力者も無視できない存在に成長してゆく。
このわらしべ長者的な下克上に加え、プシュパの出自にまつわる母子の葛藤や、街で心奪われたヒロインとの恋物語によって、人生の光と影、豪快さと繊細さが彩られ、もちろんそこで生じたあらゆる感情は歌とダンスで昇華されていく。
ストーリーも豪胆ながら、やはり全てを司るこの男、髪もじゃに鋭い眼光を備えた主演アッル・アルジュンの堂々たる存在感が、約3時間、一向に飽きさせなかった。
part2の「プシュパ 君臨」もぜひ観たいが、株主優待が使えないので、使えて無料で観られる日がきて欲しい。。。




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最後までお読みいただきありがとうございました。
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